スマホの普及後、年賀状アプリと言えばストアからインストールする無料アプリが主流になりました。
今は業務上書類や写真もファイルにしてスマホで見るのが一般的ですから、プリンター利用頻度も少なく、年賀状印刷もお店→自宅→ネットへ変化していますので、スマホアプリの方が相性が良いのも分かります。
ですが、こと年賀状作成において、有料アプリと無料アプリの差は決して小さなものではありません。何故なら、はがき作成ソフトとして君臨し続けてきた歴史、ここまで様々なノウハウを継承してバージョンアップが図られてきたアプリだからです。
その中でも今回ご紹介する3つのアプリは、何れも20年以上の実績をもつ、筆まめVer.32、筆ぐるめVer.29、筆王Ver.26(何れも卯年2023年版)。
最も権威のある筆まめは、30年前のPC-98シリーズから利用され続けてきたアプリなんです。
そして、無料アプリに負ける様なスペックであるなら、ここまで生き残れる筈がないことは、説明するまでのないでしょう。
では、年賀状有料アプリの知られざる魅力についてお話しいたします。
2023年の年賀状作成は有料アプリもお試しあれ
有料アプリといいますと、Adobeのクリエーターアプリの様に何万円もするものと思われるかも知れませんが、年賀状アプリの場合は3000円~5000円ぐらいです。
また、ここでは年賀状アプリと表現していますが、実際にははがき作成アプリでオールシーズン対応、ビジネス向け素材も用意されています。もちろん内容は年賀状向けのウェイトが高いのですが、全体の素材数は何十万点もになりますので、年賀状以外にも十分な素材が揃っています。
また、利用性におていも、使い安さ・効率化が非常に良く考えられていまして、操作性もネット環境に依存しないので、全てにおいてスムーズです。
また無料アプリにはない多彩な編集が簡単な操作だけで可能になっていますので、拘りのデザインが短時間で作成できます。
素材数の多さとグレード、効率的な作業とカスタマイズ性能、これらが無料アプリの比較して各段上のステージにあります。
数枚程度の利用であれば必要性は乏しいですが、何十枚~だったり、会社として利用するのであれば、作業工数だけ考えても十分価値のあるものです。
また、ここでご紹介する3つのアプリは何れも5台のPCにインストール可能なので、個人利用であっても複数で共有できる関係なら自己負担は少ないですね。
以上がざっくりとした有料アプリのメリットになります。
この後は、各アプリの特徴をご紹介していきましょう。
筆まめ
起動しますと、明るく操作性の良さそうなインターフェイスが開きます。
分かりやすいマニュアルも用意されているんですが、大体のことは直観的に分かってしまいます。色んな機能ができるから複雑になっているのではなく、広いスペースに見やすくメニューが配置されているので、非常にシンプルな操作性が実現されています。
素材数は45万点というのは、恐らくここでご紹介するアプリでも最多だと思われます。(オンライン素材活用)
年賀状素材も凄いボリュームですが、各種ポストカードテンプレートや同窓会案内など、またハガキ素材以外ににも、表彰状や熨斗、名刺やシール、更にはDVDレーベルのデザインまで揃っています。
年賀状デザインにおいてメインはイラストですが、文字のフォントもアクセントとして良い味を出してくれます。筆まめには実に155書体も収録されてりいるのでイメージ通りのフォントが見つかるでしょう。
更に、デザイン(通信)面だけではなく宛名面の機能も、痒い所に手が届く有料アプリならではと感じさせてくれます。
筆者も気づいていなかったのですが、年賀ハガキって種類によって宛名面の余白スペースが違うんですね。
無料アプリでも宛名書き機能があったりしますが、基本的には官製はがきと同じになっていますので、余白の違う種類の年賀状にそのまま印刷してしまうと、イメージと違ったものになってしまいます。
その点、筆まめでは全ての種類の年賀状、横書き用のフォームまで用意されています。
しかし、宛名の配置は年賀状側だけではなく、送り先・差出人によっても文字数が変わってきますので、更に、こんな選択が可能です。
これならベストポジションに綺麗な宛名書きができますね。
筆まめVer.31は6000円弱と少々お高いのですが、今回の3つのアプリの中では一番グレードも高いです。また過去に筆まめをインストール又はインストールCDなどがあれば、どんな古いバージョンでもアップグレード版がお使いいただけるので、その場合は3,280円とかなりお値打ちになります。
筆ぐるめ
有料の年賀状アプリと言えば筆者的にはこちらです。はじめて買った年賀状アプリでしたし、多分PCアプリとして初めて買ったのも「筆ぐるめ」だったと記憶します。
当時も筆まめと迷ったのですが、一般的には筆ぐるめの方が人気でした。
年賀状のデザインの仕方は、左上の[レイアウト]から好みのデザインを選んで自分用にカスタマイズしていく方法と白紙から背景など各イラストパーツを配置していく方法とがあります。
先の筆まめと比較しても基本的な機能だけで言えば遜色ありませんが、筆ぐるめはリーズナブルな価格設定になっています。
特別な素材が収録されている筆ぐるめ28大盛が希望小売価格4389円、シンプル機能の筆ぐるめ28select版なら希望小売価格2178円
→筆ぐるめの詳細ページ
お値段はリーズナブルでも機能は満載です。直接かける「お絵かきデコ」、かんたん画像補正、かんたんレイアウト、かんたん筆ぐるめモードといった優れたオリジナル機能で写真1枚から簡単にオリジナル年賀状を作成することもできます。
特に筆ぐるめの多彩な画像補正は強みと言えるポイントでもあって筆者も大変重宝しています。
大盛版とSELECT版の違いはまずライセンス数の違いにあります。大盛版では5台のインストールができますがSELECT版は1台限り。また、素材提供も違い大盛版で利用できる特典素材やクラウド素材が使えません。ですが、アプリ自体に付随する素材はセレクト版の方が多いのでデザインで不自由することはないでしょう。
選択基準として、それぞれの価格差がそこまで大きくないので、1台PCで利用する場合はSELECT版、2台以上なら大盛版、こんな感覚で良いと思います。
筆王
年賀状に沿った配置になっています。
しかし、ちょっと驚いたのですが、
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